環境への取組み

日本農業新聞 北海道版掲載 JA北ひびき

-2010/3/24-

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郷土の誇りと先進的な取り組み JA北ひびき

  • 作付全国一の南瓜は九州へも出荷
  • 堆肥製造施設で有機物を安定供給
  • 電力消費とCO2削減、低炭素化

JAの役割は、安心・安全な食の供給だけでなく、地域社会活性化への貢献、地球環境への対策や国土保全など多面的な取り組みが求められている。

その実行において課題を乗り越え、先進的な対応を展開するJA北ひびき。佐久間富雄・代表理事組合長に我が郷土、農産品、エコ対策などを語ってもらった。

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豊かな自然が育む農畜産物

我が郷土は、北海道の大自然と豊かな大地、そこから育まれる農畜産物など、多くの特徴をもった地域であることを自慢したい。

北ひびきの区域は士別市、和寒町、剣淵町で、位置は北海道北部の中心地、名寄盆地にあります。

この地の5農協が2004年2月に合併してスタートしました。約2万3千haの広大な耕地面積をもつ全道で有数のJAです。

農産物は、夏と冬の寒暖差が60℃にもなる内陸性の気候から、糖度の高い野菜が採れます。

なかでも全国一の作付けを誇る南瓜や越冬キャベツ、ポテトチップスの原料となる加工馬鈴薯、玉葱、人参、施設野菜の軟白長葱、ミニトマト、花卉などが知られています。南瓜、玉葱は九州にも出荷しています。

合併前からの取り組みですが、23戸の酪農家が01年に設立した有限会社ディリーサポート士別が自給飼料型TMR(混合飼料)センターを事業化しています。農水省の助成金も得た全国初のモデル事業です。酪農家の労働を搾乳とTMRに分離し、TMRは一カ所で集中的に行う。乳牛の餌を配合飼料と混ぜて圧縮成型し、酪農家に毎日届けるシステムです。酪農家は作業負担が大幅に軽減でき生乳生産も向上しました。

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安全でおいしい農産物作りを推進

畜産農家から排出される年間約2万4千トンの畜産糞尿を撹拌、発酵、醸成させ良質の有機物肥料として年間1万7千トンを生産し管内の耕種農家へ供給する堆肥製造施設を建設しています。糞尿は放置すれば単なる邪魔者で環境にもよくありませんが、資源として活用すれば良質の堆肥になり、耕種農家は化学肥料を削減でき安全で食味のいい、良質な農産物を生産することができます。もちろん収量のアップにもつながります。

このように、堆肥製造施設は、地域環境に優しい循環型の農業を確立し、JA北ひびきならではの「おいしさ」を持った農産物を生産できるメリットがあります。自然を生かしたJA北ひびきのコメは味が良い。また糞尿液肥化するためにその科学的根拠となるデータを室蘭工大、帯広畜産大、千葉大にお願いして、成分分析や適応試験を行っています。また、近隣の耕種農家にも提供していきたいと考えています。

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電気使用量を大幅に削減

CO2(二酸化炭素)の削減など環境へも、しっかりと対応しています。現在、農業倉庫やライスセンター、サイロ、ガソリンスタンドなど多くの施設を抱えており、電気料金は年間1億5千万円に達していました。この削減は重要な課題であり、節減の検討をしていました。

そのときイーエムシー株式会社からの提案により、稼働か不稼働かを見極め電力消費を抑えるエネルギー管理システム、電子ブレーカーを20施設に導入しました。その結果、電力基本料金の無駄が削減され、昨年度は約5百万円も電気料金を節約することができました。つまりCO2の排出量を年間20トン削減できたということになります。地道な努力ですが大事なこと。今後も地域社会の環境に対し、社会的責任ある立場としてしっかりと貢献していきたいと考えています。

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