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農畜産物の紹介農畜産物の紹介

米・穀類

 

作付面積 うるち米 3,189 ha、もち米 570 ha
取扱量 うるち米 12,029t、もち米 3,158 t
主な品種と品種特性

●うるち米

  1. ゆめぴりか
    味、粘り、炊き上がりの美しさ全てにおいて高水準。食味ランキングで特Aを獲得する北海道最上級のブランド米です。
  2. ななつぼし
    艶、味、食感のバランスが抜群で冷めてもおいしさ長持ち。無洗米としての適性にも優れています。食味ランキングで特Aを6年連続獲得しています。
  3. きらら397
    北海道米のイメージを一新したロングセラー品種。しっかりとした食感で丼物、チャーハンなどに適します。

●もち米

  1. はくちょうもち
    長年に渡り北海道のもち米を支えてきた品種。粘りが強く、赤飯、おこわだけでなく、大福やおはぎにも幅広く適します。
  2. 風の子もち
    はくちょうもち同様、柔らかさと粘りが長持ちし、白度、粒張りが良い。餅にしたときの粘りとコシ、きめの細かさに優れます。

 

   近年、全国的にも評価されてきている北海道のお米。JA北ひびきでは、上川地方特有の大きな寒暖差が甘みが強くもちもちしたお米を生み出します。冷涼な気候を武器に害虫と病害の発生を抑え、農薬の低減を目指しています。

また、北海道は日本最大規模のもち米どころであり、その中でも上川地方は全道一のもち米生産量となっています。

うるち米・もち米同様に、徹底した管理の下に調整・保管・出荷が行われています。技術指導においては、米生産向上プロジェクトを発足し、農業改良普及センターとの協力で「売りコメ通信」等を発信し、速報性の高い栽培技術情報発信に取り組み、生産性と品質の安定に努めています。

水稲生産者で組織する「JA北ひびき稲作振興協議会」では、水稲に関する技術講習会や、道外の北海道米ユーザーへ訪問し、需給環境、北ひびき産米の評価などを直接聞くことにより生産者の生産意欲を高め、安心・安全な良質米生産に取り組んでいます。
   氷点の舞…艶々で粘り、甘み、食感のバランスが抜群の「ななつぼし」を用い、和寒町にそびえるカントリーエレベーター(米工房「天塩の大地」)で玄米調整・出荷される高品質米のブランド米が『氷点の舞』です。太陽光に含まれている遠赤外線を用いて乾燥をすることにより、より自然に近い乾燥ができます。さらに、籾のまま低温貯蔵し品質を保持します。これにより「粘り」があって、ほどよい柔らかさの「氷点の舞」が誕生します。

▶うるち米パンフレット

 

 


 

作付面積 3,790 ha(春小麦 669 ha 秋小麦 3,121 ha)
取扱量 12,542 t(春小麦 1,221 t 秋小麦 11,321 t)
主な品種と品種特性
  1. きたほなみ
    中力系の秋まき小麦。製粉性、めん色が良く、うどん用などに向く。
  2. 春よ恋
    強力系の春まき小麦。国産小麦らしいもっちり感で、製パン性に優れる。

 

   小麦は、9月上旬頃に種をまき、翌年の夏に収穫する「秋まき小麦」と、4月下旬に種をまき、夏に収穫する「春まき小麦」の2種類に分類されます。主な品種は、秋まきが「きたほなみ」、春まきは「春よ恋」があります。JA北ひびきでは、麦・大豆生産向上プロジェクトを設立し、現地研修会の開催や「本格宣言!北ひびきの麦」を発信し、速報性の高い栽培情報を生産者に発信し生産性と良質向上に努めています。

 

 


 

作付面積 大豆4,111 ha 小豆 264 ha その他菜豆類 340 ha
取扱量 大豆9,690 t/小豆  439 t/金時  336 t/その他菜豆  195 t
主な品種と品種特性

●大豆

  1. ユキホマレ
    早生で耐冷性に優れ、倒伏性にも強い北海道の基幹品種。煮豆、納豆、味噌に適する。
  2. とよまどか

     耐冷性に優れ、豆腐加工性に適する。

●小豆

  1. エリモ
    収量、品質が安定していて病気や寒さなどにも強い。北海道の気候条件や栽培環境に合った品種。
  2. しゅまり
    エリモより耐病性に優れ、餡はきれいな紫色になり風味も良い。
  3. とよみ大納言
    大納言の中でも極大粒の品種。 皮色は明るい赤色で、外観品質が良好。

●菜豆類

  1. 金時
    いんげん豆の中でも代表的な品種であり、美しい赤紫色で粒の形が良く食味も優れているので、煮豆に最も適した豆とされています。北ひびき管内では、大粒、多収の福良金時が主に作付けされています。
  2. 赤えん豆
    えんどう豆は、広い北海道でも主に上川地方でのみ生産されています。現在は、輸入品がほとんどで、国産は貴重な種類となっています。主な品種は、北海赤花で、落雁、みつ豆、大福の豆などに適しています。
 

 

 

品種は、ユキホマレが多く作付されており、タンパク質やイソフラボンの栄養素を多く含む良質大豆が生産されています。また、主に「あんこ」の原料になる小豆や菜豆類も寒暖差の大きいこの地方に適した作物です。JA北ひびきでは、麦・大豆生産向上プロジェクトを設立し、「本格宣言!北ひびきの大豆」を発信し、速報性の高い栽培情報に取り組み生産性と良質向上に努めています。

 

 


 

 

作付面積

918 ha

取扱量 59,500 t
主な品種と品種特性  てん菜は寒さに強く寒冷地作物として北海道で作付されています。てん菜はビート・砂糖大根とも呼ばれ、砂糖・オリゴ糖などの原料となる作物です。

 

   てん菜は畑作の輪作体系に欠かせない作物で、作付面積の9割が直播栽培にて生産されており作業の省力化が進んでいます。生産されたてん菜は士別市内の製糖工場へ出荷しています。

また、てん菜生産者で組織する「JA北ひびき甜菜振興協議会」では、定期総会時に作付共励会を実施して優良生産者を表彰し、高品質で安定した生産に取り組んでいます。

 

 


 

作付面積 1,925 ha
取扱量 1,192 t
主な品種と品種特性 キタワセソバ…北海道の奨励品種であり、早熟、多収の優良種

 

   北海道で代表的な優良品種の「キタワセソバ」が作付されています。専用施設で調製・検査された「玄そば」は、地場消費の他に全国各地の製粉業者で製粉・販売されております。

 

 


青果物

 

作付面積 596 ha
取扱量 7,751 t
主な品種 味平・こふき・えびす・くり将軍 等
品種特性 味平・こふき・くり将軍・・粉質系 、えびす・・・粘質系
出荷時期 8月下旬~12月中旬
主な販売先 関東・関西・九州地区・契約出荷 等

 

  JA北ひびきの南瓜は、和寒地区を中心とした道内屈指の作付面積を誇る南瓜産地です。

共撰・個選を含め8月中旬~12月の冬至まで長期にわたり販売されています。管内で栽培される南瓜は内陸性気候の寒暖差により甘みとホクホクの食味が良いと評価されております。

 

 


 

作付面積 85 ha
取扱量 2,423 t
主な品種 男爵・とうや・北あかり 等
品種特性
  1. 男 爵
    粉質系でホクホクした食感が特徴。粉ふきいもやコロッケ、マッシュポテトなどに向いています。
  2. とうや
    丸くて芽が浅いので皮が剥きやすく、煮崩れしにくいのが特徴。カレーや肉じゃがなどの煮込み料理などに向いています。
  3. 北あかり
    カロテンやビタミンCも豊富。やや煮くずれしやすく、ポテトサラダやコロッケなどに向いています。
出荷時期 8月中旬~12月中旬
主な販売先 関東・関西・九州地区・契約出荷 等

 

JA北ひびきの馬鈴薯は、馬鈴薯に適した昼夜の寒暖差が激しい気候条件の中で、日中に光合成でできたでんぷんを気温が下がる夜にしっかり蓄えるため、甘くてホクホクな馬鈴薯が育ちます。

 

 


 

作付面積 100 ha
取扱量 4,371 t
主な品種 オホーツク222・北もみじ2000 等
出荷時期 9月上旬~翌年2月中旬まで
主な販売先 九州・契約出荷 等

 

JA北ひびきの玉ねぎは、めぐみ野堆肥と呼ばれるJA北ひびきが作り上げた厳選された堆肥の施用を行うことで、苦味の少ない、食感の良い玉ねぎの栽培に努力しています。又、冷涼な気候を活かした、病害虫の発生が非常に少ないクリーンな栽培ができます。

 

 


 

作付面積 8.97 ha
取扱量 17.6t
主な品種 スーパーウェルカム・バイトル・グリーンタワー等
出荷時期 グリーン 4月中旬~8月中旬
ホワイト 4月下旬~6月中旬
主な販売先 
道内・契約出荷

 

JA北ひびきのアスパラは、グリーンアスパラとホワイトアスパラの2種類が作付されています。

グリーンアスパラは、4月中旬からハウスの収穫が始まり、5月からは露地栽培の収穫が始まります。

ホワイトアスパラは、遮光フィルムにより栽培されているので、頭部の締まりが良く、アスパラ独特のえぐみが少ないのが特徴です。昼夜の温度差と夏季の高い温度が糖分を蓄え、どちらもとても甘いアスパラとなっております。

 

 


 

作付面積 62 ha
取扱量 3,271.3t
主な品種 寒玉系
出荷時期 11月上旬~3月下旬
主な販売先  道内

 

JA北ひびきの冬キャベツは、雪の降る直前に収穫したキャベツを雪の下で保存し、その後機械で掘り起こして出荷する雪の多い北ひびきならではの特産品です。寒暖差の大きい気候風土の中、糖類の甘味成分、グルタミンなどの旨み成分が高くなります。それがさらに越冬する事により、甘味、旨味が増し美味しくなります。

 

 


 

 

作付面積 2.4 ha
取扱量 94 t
主な品種 みそら64・キャロル10・キャロルスター
出荷時期 7月上旬~10月上旬
主な販売先 道内・関東・関西・契約出荷

 

  JA北ひびきのトマトは、大玉トマト・中玉トマト・ミニトマトの3種類が作付されています。

大玉トマト・・・ 減肥・減農薬にて栽培されており、コク・甘み・酸味のバランスの良いトマトです。
中玉トマト・・・ 契約トマトで7月中旬から10月上旬まで道内・道外の量販店等で販売されています。
ミニトマト・・・ 甘みと酸味のバランスが良く飽きのこないトマトです。

 

 


 

作付面積 22.7 ha
取扱量 669 千株
主な品種 おはよう・ピクセル・夢ひびき 等
出荷時期 7月上旬~10月下旬
主な販売先 関東・関西・九州・契約出荷

 

JA北ひびきのブロッコリーは、7月上旬から10月下旬まで長期に渡り出荷されています。

また、厳選撰荷と確立された出荷体制が整備され、市場や消費者の方々から高い評価を頂いております。規格基準も一回り大きく設定されているので食べ応えのあるブロッコリーとなっております。

 

 


酪農・畜産

 

 

生産者戸数・酪農家戸数

士別26戸、和寒6戸、剣淵6戸、朝日4戸、多寄1戸 合計48戸

乳用牛育成農家・・・6戸

取扱量・頭数

生乳29,399 t

経産牛42頭、初妊牛224頭、育成牛122頭

主な品種と品種特性 ホルスタイン種、ジャージー種、ブラウンスイス種
出荷時期 通年
主な販売先 ホクレン家畜市場(豊富・中央・北見)/相対取引

 

管内の酪農農家は、複数の酪農家がTMRセンター立ち上げ、良質粗飼料の生産と安定した粗飼料供給を行いながら、後継牛確保のため哺育・育成センターとも連携し、5月から10月までの間、士別市公共牧場の大和牧場に管内酪農家より委託され、年間700頭前後の育成牛が放牧されております。

また、資源循環型農業を確立し、土づくり・草づくりにより健康な牛づくりにつとめるとともに、粗飼料生産コストの低減と良質飼料生産による濃厚飼料の節減をはかります。

これからも、良質で安全・安心な国産牛の安定供給と品質向上を目指してまいります。

 


 

生産者戸数

肉用牛素牛農家・・・士別3戸・和寒1戸

肉用牛肥育農家・・・士別4戸・和寒1戸
黒毛和牛繁殖農家・・士別5戸・和寒1戸・剣淵2戸

取扱量・頭数

 

ホル肥育牛・・・1,637頭  ホル肉用素牛・・・13,121頭

交雑肥育牛・・・・672頭  交雑素牛・・・・・・  374頭

黒毛肥育牛・・・・  55頭  黒毛素牛・・・・・・  116頭

主な品種と品種特性 ホルスタイン種、交雑種、黒毛和種
出荷時期 通年
主な販売先 ホクレン家畜市場(豊富・中央・北見・安平)/相対取引

 

管内の畜産農家は、地域循環型・耕畜連携を行っており、めぐみの士別(堆肥処理施設)を活用し、地域の畑作農家へ還元し、麦稈、牧草、等級外麦、等級外大豆を飼料としております。資源循環型農業を確立し、土づくり・草づくりにより健康な牛づくりに努めるとともに、粗飼料生産コストの低減と良質飼料生産による濃厚飼料の節減をはかります。

これからも、良質で安全・安心な国産牛の安定供給と品質向上を目指してまいります。